建築工事全体の流れ

建築工事全体の流れ

「建築工事全体の流れ」 S課長のつぶやき

実際の現場の写真やプランボード等の画像を随時掲載していきますので、皆様ご注目下さい。

1.現地調査・敷地測量について

土地を購入した場合や建替えの場合、様々なケースがありますが、工事の始まる前に行う事が現地調査です。敷地の測量図が無い場合は、測量を測量事務所に依頼する事となります。公図等で代用するケースもありますが、やはり周辺環境を含めた情報を事前に確認する必要があります。重要なのは、隣地建物の窓の位置や高低差等の情報。これらは、公図には出てきていませんので、キチンと現地で確認する必要があります。また、前面道路の幅やマンホールや水道メーター、その他配管の口径等を調査します。

2.解体工事について

建替えの場合は、まず解体工事を行う必要があります。解体工事は、建築工事を当社に依頼して頂く場合と、別途、お客様が直接、解体業者に依頼するケースがあります。

3.地盤調査について

土地の地盤の強度を確かめる為に地盤調査を行います。更地の場合は、設計前に行う事が出来ますが、解体を伴う場合は解体後に行う必要があります。住宅で一般的なスウェーデン式サウディング試験法(SS試験)では計画建物の4隅と中心5ヶ所行う事が多く、地盤強度を確かめる事になります。

4.地鎮祭について

地鎮祭の前には、建物の形に合わせ地縄を張ります。建物の配置に大きな間違いがないかの確認を行い、設定した高さの基準点の確認も行います。地鎮祭は基本的にその土地に初めて家を建てる際に土地を清める意味で行います。その土地の神様にこれから家造りを行う挨拶をするといった具合です。式後には、式典で清めた「鎮め物」やお札を頂きます。「鎮め物」は、基礎の下に埋める物なので、そのまま当社の現場担当者に渡して下さい。

5.地盤改良工事について

建物を建てる前に重要なのは地盤の強度です。建物が建つと見えなくなる部分ですが、とても重要になります。当社では「柱状地盤改良工事』を行います。「柱状地盤改良工事」とは、30坪の2階建てで、直径500mmの筒状のコンクリートを30本程度、地盤調査で調べた強い地盤まで埋め込む工法となります。施工完了した日より満10年の保証書が発行されます。

6.根伐り・遣り方工事について

基礎の図面を基に地面を掘っていきます。建物の周囲に板を立て水糸を張って高さを確認しながら掘る事になります。捨てコンという薄いコンクリートを基礎の下に打ちます。これは、防湿の対策と基礎の精度を高める為に、重要な作業となります。

7.配筋工事について

基礎に、鉄筋を組み立てる工事です。最近では、現場で1から作ることが少なくなってきており、加工鉄筋といって工場で組み上げたものを現場で繋げる作業がメインです。配筋が写真のように出来上がったら、「瑕疵保険の為の配筋検査」が行われます。配筋の間隔が20㎝以下か・人通行廻りの補強が適切か・実際の形が申請図面通りか等の検査を行います。検査の合格後、先ほどの地鎮祭で清めて頂いた「鎮め物」を鉄筋の下に置くことになります。

8.コンクリート打設工事について

木造住宅の場合、基礎のコンクリートを打つ回数は2回となります。底盤(底の部分)と立ち上がり(基礎の縦の部分)に分けて行います。この写真は底盤のコンクリート打設を行っています。

9.先行配管工事について

コンクリート打設後、外部配管の工事と床下の配管工事を行います。写真の赤の配管は「お湯」、青の配管は「水」の管となります。後々の管理と点検の為に色を分け、解りやすくしています。

10.プレカット

まず、「プレカット」とは、木造住宅に使用される部材の加工を専用の機械を使って加工することを言います。かつては、すべて大工さんの手作業により、材料の選定から墨付け(大工さんが加工する目印となる印)・加工までの工程を多くの日数を費やしながら行うのが当たり前の時代でした。現在では、住宅産業の急速な発展によって競争が激化し、短納期で品質の高い住宅を提供することが当たり前の時代となりました。

添付右側の木材(部材)を、上棟時に大工さんが全て組み上げていきます。発注する前には当社の工務部隊が、上棟の1ヶ月前頃から全ての部材の本数や梁の太さ等を夜遅くまで、何度も何度もチェックをし間違えが無いように対応をしております。

11.土台工事

基礎パッキン

上棟工事の直前には、土台敷きの工事を行います。当社では、基礎と土台の間に「キソロングパッキン」を全周敷き込みます。基礎に換気口を設けない工法の為、基礎にクラックが入る心配を軽減します。且つ、換気スリットは防鼠材の役割も果たしています。

床下断熱材

土台の作業が終了したら、床下の断熱材(ジュピー厚さ45mm)をはめ込み、上棟の準備は完了です。

12.建て方について

レッカー車

お客様のご都合が合えば、「建て方」を見に来て頂きます。どの、お客様も大きいレッカー車や大工さんの手際の良さを見て感動して頂けます。目の錯覚もありますが、基礎完成時には「なんか小さくないか?」と心配の声もありますが、「建て方」の工事中に上に躯体が建っていくと「やっぱり大きいね」と安心して頂けます。この事例は大半のお客様が感じる事ですので、参考にしてみて下さい。

大工さん作業中

いよいよ、建て方工事です。当社では、腕利きの棟梁さんを7人~10人を集め、1日で建て方を終了させます。廻りが広い敷地では、カッコいいレッカー車を、狭い敷地では力自慢の荷揚げ屋さんを呼びます。当社の建て方の作業は、チームワークが非常に良く、見る見るうちに、家らしい形になっていくところを、私は何度見ていても全く飽きません。

もう少し

上棟が終わりましたら、その日のうちに、屋根にはルーフィング(防湿防水シート)を貼り、外壁面にはブルーシートを貼り雨養生を行います。ブルーシートを貼る事は、非常に見栄えが悪いですが、お客様の家を大切にお守りするという観点から始めさせて頂きました。このブルーシートは、サッシの取付が終われば外されます。上棟後、7日~10日くらいでしょうか。

養生もしっかり

上棟式につきましては、一般住宅を建てる場合、最近は行う事が少なくなってきています。当社では、建築する建物の担当の棟梁を中心に、4方向に「酒」「塩」「米」を撒き、お清めを行っています。

13.防蟻工事について

防蟻とは、住宅の土台や構造材にシロアリなどの被害を防ぐ処理を施すことをいいます。写真にオレンジの色がついていますが、これが防蟻材です。建築基準法の中に、土台から上1メートルはすべて防腐防蟻処理をしなければならないと定められています。

15.屋根工事

すでに、現場に到着している資材を雨に濡らさないためにも、まずは屋根工事から始めます。屋根の構造材の上に構造用合板を貼り、その上に透湿防水シート(写真の緑)を施工します。バルコニーがあれば、多くの場合、屋根材の取付と並行して、バルコニー部分の防水工事も行います。

16.サッシ・玄関ドア取付工事

上棟が終わると間もなく、玄関ドアやサッシが取付けられます。当社は、上棟後、外壁面にはブルーシートを巻いて雨養生をしていますが、いち早く雨から建物を守りたいという理由からです。且つ、玄関ドアも取り付けられるので防犯対策にもなりますよね。これで雨や、不審者の侵入を妨げることができるようになります。

14.中間検査(金物検査)について

中間検査とは、阪神・淡路大震災後に施工途中での検査の重要性が改めて認識され新たに施工されたものです。内容については、建物が完成してしまうと、外から目視で確認できなく箇所の検査です。第三者(役所と瑕疵保険会社)にチェックしてもらう事になります。

17.電気配線工事

当社は吹付断熱を壁面に行う為、吹付前に、電気配線の工事を行います。吹付後に外面のコンセントやスイッチの配線の作業が不可能になるからです。理由は下の写真を参照ください↓↓

18.吹付け断熱工事

当社の建物の断熱材は、「アクアフォーム」という断熱材を使用しております。「アクアフォーム」とは、吹付断熱材となっており、外気に接する面の隙間を無くし高断熱を実現させる工法となっています。当社では、壁面に75mm・小屋裏に160mmの吹付を行っています。

私の私見で申し訳ないのでが、部屋の中でピアノやフルートを演奏した場合でも、外に音は、ほとんど聞こえませんでした。それくらい優れた吸音性能があるようです。

20.外壁防水シート(タイベック)

外壁防水シート(タイベック)とは、外壁から水が外壁内に入り込んだ時に建物内に水の侵入を止め、構造躯体を水から守る役目をしています。外壁で雨風を防いでいる家ですが、目に見えない外壁の裏に防水層が作られています。家を風雨から守っている大事な役割を担っています。また、外から水の侵入は防ぎますが、壁内の湿気を外に出すという魔法のような素材です。

20.通気胴縁

外壁の施工前に通気胴縁を取り付けます。これは、防水シート(タイベック)に直接外壁を取り付けるのではなく、空気と水の通り道を設ける目的です。太陽で熱せられた空気が上昇し、循環する事で住宅に入り込む熱量を抑えます。そして、外壁の間から水が浸入した際に外に排出できる逃げ道を作っています。

21.外壁工事

サイディングを胴縁にとめるときに、釘が胴縁をはずしてしまい、防水シート(タイベック)に穴をあけてしまうことがないように、注意をしながら施工を進めています。また、釘のタッチアップ(塗装)が雑になってしまわないよう、全てにおいてチェックをしております。その他にも、釘が縁に寄り過ぎたり、減り込みすぎたりしてデザインが割れる場合や、ひび割れたりしないように施工をしております。

24.石膏ボード施工

石膏ボードの施工が始まると大工さんの仕事も終盤に差し掛かります。ボードが貼られてしますと躯体や電気配線等が隠れて見れなくなってしまいます。壁掛けのTVにしたい!ニッチを作りたい!など、ご希望がある場合については、石膏ボードを貼ってしまうと対応ができなくなってしまうので、ご注意下さい。

19.床・建具の取付

26.設備施工時の注意点

25.内装仕上げ工事の注意点

内装仕上げの肝は下地処理です。石膏ボードの継ぎ目や釘の穴を埋めて滑らかにします。クロス工事の場合はクロスの厚みによって要求される下地処理のレベルが変わります。クロスの貼り分けについて、少しアドバイスですが、入隅で貼り分ける事が必須です。吹抜けについては、天井と壁の区別がつきづらい為、貼り分けはしない方が良いと思いますよ。

27.照明工事

事前に、コンセントやスイッチの位置を打合せにて決定致します。(注文住宅の場合)照明の色は、昼白(白っぽい)・温白(白とオレンジの真ん中)・電球(オレンジ)の色があります。手元での作業や読書などに好まれるのは、昼白色ですが、お客様の好みですので、自由に選んでもらった色もチェックしてみてください。

28.玄関タイル工事の注意点

29.外構工事について

30.竣工・引渡し後について

引渡前には、壁や床の汚れや傷、建具の建て付け等をチェック致します。必要に応じて補修を行います。

いよいよ、引渡しの日となりました。私達も約5か月、工事に携わり感慨深い瞬間です。工事中に、何回も見学して頂いたお客様も、部屋の養生が外れ、クリーニング後の家を見て頂き、感動した顔を見る度に、私達も目から熱い物が流れてくるような、感動をさせられる一瞬があります。

 

引渡時には、まず引渡し書類(建築確認通知証・中間検査済証・防蟻処理保証書・瑕疵保険付保証明書・住宅設備機器取扱説明書兼保証書・地盤改良施工説明書)等をお渡しすます。その後は、「カードキー」の設定をして、無事引渡しとなります。

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